神5-3西
本:(神)佐藤輝⑥、板山①、サンズ③
(西)ブランドン②
ポジ要素
佐藤輝明、サンズ好守にハッスル、板山好調、秋山調整順調
ネガ要素
マルテ雑プレー連発、西純はまだまだ
寸評
前回の甲子園でのカードでは1勝もできなかった西武相手になんとか逃げ切った。
佐藤輝明は今日も絶好調。オープン戦新人記録を49年ぶりに塗り替える6号ソロを放った。シーズンが始まってからどうなるかは不安なところではあるが、持っている素材は確実に柳田・村上ら日本最高級のスラッガーに匹敵するものがあるのは確かだ。
先日のマルテの活躍に触発されたか、今日はサンズが打っては本塁打、守ってはスライディングキャッチのハッスルプレーを連発。スライディングの際に腕に大きめの擦り傷ができていたが、幸い明日は移動日なのでオリックス戦には間に合うだろう。
また、二軍から合流してきた板山も好調を維持している。ウマ娘やりながら流し目で見ていた私の目には髙山と見まごうような鋭いスイングでライトスタンドに白球を叩き込んだのは印象的だった。2017年の俊介のようなマルチにいやらしい活躍をするスーパーサブとして大いに期待したい。
マルテが後逸・牽制死と雑なプレーを連発したのは少々いただけないが、もともと張り切りすぎるあまりにミスを犯す選手なのでここは気にしすぎてもどうにもならないだろう。今年の彼の打棒を考えればそれでも起用したくなる力は十二分にある。
投手陣では先発ローテ当確の秋山が5回無失点と上々の仕上がりを披露。
2番手は開幕枠争いの渦中の西純矢だったが、4回3失点と微妙な結果。最終回もあわや一打逆転のピンチを演出してしまうなど課題を残す内容となった。
しかしいまだ高卒2年目であること、現状の西武打線が相手であることを考えれば十分な出来だとも言えるのではないだろうか。最終回も相手のミスもあったとはいえ、ブランドンの一発を除き無失点。サヨナラ負けという最悪の事態は回避して見せた。
1軍のレベルの高い舞台で今日のような薄氷を履むが如し展開を経験できたのは、今後のキャリアにおいて大きな財産になるだろう。1~2年後のローテ入りに期待。
個人的MVP:板山祐太郎