青空のCOCOPARK

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阪神備忘録:3/26(対ヤクルト1回戦)

神4-3ヤ

本:(神)サンズ①、②

 

ポジ要素
サンズまさかの2HR、岩貞らパーフェクトリリーフ、佐藤輝初打点、D6中野初ヒット

ネガ要素
藤浪乱調、二遊間守備ボロ、近本とマルテオール凡退、矢野の采配

 

寸評
阪神は2年ぶりに開幕戦を勝利で飾った。
初の開幕投手・藤浪は再三味方の失策もありランナーを出したり、右打者側に大きく外れる球があったりと不安定なピッチングながらなんとか5回を2失点にまとめ後続につないだ。今日は制球を乱すほかに早い回からスピードも出ておらず、しきりに指先を気にする動作もあったことから、春先のナイトゲームによる冷えとオリックス戦での右手出血の影響があったように思える。初回はパーフェクトだっただけに、おそらく成長していないということはない......と信じたい。まあロサ何とかさんじゃないが暖かくなるころには本来の投球を取り戻しているんじゃないですか。(適当)中継ぎは謎起用された石井大智が1失点した以外はいずれも良い働き。その石井も山田や村上など球界を代表するバッターに怖じ気づかず真っ向勝負で抑えられた点は大いに評価できる

打者陣ではサンズがいきなり2HRをカマすなどOP戦から好調を持続。昨年終盤にバッティングの形を崩し不調に終わっただけに今季が心配だったが、今日のような仕上がりが続けばタイトルも狙えるだろう。今日のレフト側が逆風の神宮でレフトスタンドにぶち込んだのは素晴らしい。佐藤輝明や中野拓夢らの期待の新人の活躍も嬉しい

だが随所に雑な仕事が見受けられる試合でもあった。糸原と木浪の二遊間は記録に残らないミスを連発。結果として藤浪がランナーを背負う場面が増え窮屈な投球を強いられたように思う。握り直しの際のもたつきも若干長く、現状一年間任せるにはあまりに不安な出来となっていた。大山もエラーしてたし.......
近本とマルテのオール凡退はまだ1試合なのでそこまで心配することではないようにも思うが、近本のほうはOP戦好調からのこの内容の悪い凡退なの微妙か。

そして何よりも、今期もベンチワークの雑さが目立つ。いくら勝ちパターンで使うと明言していたとしても、今日の7回の場面は新人の石井大智に任せるにはあまりに重い場面だった。打たれてそのあと直ぐに同じ右腕の加治屋にスイッチするくらいなら、相手は破壊力のあるクリーンアップなわけだし回の頭から経験豊富な加治屋を投げさせるべきではなかっただろうか。二遊間の交代も打撃との兼ね合いがあるとはいえあまりに遅いような気もする。どうも選手を信じるがあまりの温情采配が目立つようにも見えるが、あえて出さないこと、あえてすぐ代えることも「温情」の一つと考えてよりキビキビとした采配を期待したい。

個人的MVP:ジェリー・サンズ